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歯医者の定期検診は歯科衛生士との戦い

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実は私病院嫌いなの……。

人にはすぐに病院行けと言いますし、娘さんがちょっと咳してたらすかさず小児科に予約を入れたりしますが、自分のこととなるとちょっと……かなり切羽詰まらないと足が進まないというか、正直行きたくないというか。

そんな私ですが、歯医者さんには嫌々、仕方なく、本当に渋々3ヶ月ごとの定期検診には行くようにしています。

何で病院嫌いの私が歯医者さんは行くのかといえば、虫歯はすっごい初期に見つけてしまえば処置が楽だから!

とここまで書いて、初期に見つければ楽なのはどの病気も同じなんじゃ……って心の中で自分にツッコミ入れた。ごめん本当に今初めて気づいた。次からなるべく私頑張って他の病院もちゃんと行くようにする多分。

さて、私が通っている歯科医さんでは、3ヶ月ごとの定期検診では先生とは軽ーく挨拶する程度のお話しかしません。

つきっきりでアレコレしてくれるのは歯科衛生士さん。

3ヶ月の間にたまった歯石とりとか、クリーニングとかフッ素とかアレコレ至れり尽くせりですよ。

あと何あの歯茎に針みたいなの刺して深さ測るやつもやられます。

あれを最初に考えた人はサドではなかろうか……歯茎に刺すってどう考えてもおかしい。刺して検査って検査が目的なのか刺すのが目的なのか……いや検査なのはわかるけど何となく釈然としない。

そんなあれこれの処置とか検査とかを乗り越えたその先にあるのが歯磨き指導。

歯磨き指導ですよ。娘さんじゃなくて私にですよ?

というのも私片方だけ八重歯ありまして、その裏とか磨きにくいんですよ。

ちなみに本当は両方八重歯あったのですが、小学生の時に抜歯決定して麻酔打たれた後に、絶対歯を抜かれまいと歯を食いしばり抵抗を続けた先に抜かれてかなり痛い思いをしてから歯医者さん苦手です。自業自得感が強い。

そして毎回、ここが磨けてないだの、ここはこうしたら磨きやすいだのと衛生士さんと歯ブラシを装備してアレコレ議論を繰り広げるのです。

つまり定期検診とは、前回の衛生士さんと私の理論が本当に正しかったのか、そして私がきちんと実践したのかが試される場。

いわば戦いなんですよ(ちがう)。

今回は家を出る前に念入りに歯磨き、フロスを行い、万全の状態で定期検診に望んだのですが、

「なんかちょっと出血してるところがあるんですけど」

とか言われて、

「気合入れて歯磨きしすぎて血が出ました」

なんて返事をして苦笑されてしまいました。

歯は大変綺麗に磨けているとのお墨付きを頂いたのですが敗北した気分です。

「くれぐれも優しく磨いてください」

なるダメ押しも頂いてしまったよ……歯医者行くから気合入れて歯磨きして出血って、良い歳した大人のやることとは思えない……でも私勝負に勝ちたかったんだよ負けたけど。

今回の課題は、この歯磨き技術を3ヶ月継続すること。でも出血NG。

「ゆでたまごを磨く感じの力加減がちょうどいいんです」

とか言われましたが、ゆでたまごなんて歯ブラシで磨いたことないから分かんないもんね! 歯ブラシで磨くのは歯だもんね!!!!

でも出血はやっぱりNGです。次の勝負もがんばろー。

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