私は基本的に虫は嫌いです。
嫌いだしできれば視界に入ってきて欲しくはないけれど、小さい虫ならば余程おかしな形状をしていない限りはなんとか捕まえたりすることは可能。
そして娘さんもやっぱり虫嫌い。
娘さんはどうぶつの森の影響で蝶なんかを見たりするのは好きなようですが、それでもカナブンとか触れないし、ものすごーく小さな羽蟻すら対処できるようになったのは最近のこと。
そんな娘さんがお風呂に入ったそのときに、事件は起きたのでした。
お風呂に虫らしき何かがいる
お風呂に入った筈の娘さんが、バタバタと大慌てした様子で飛び出してきたのです。
なんだなんだ。なんだろう。
尋常でない様子に慌てて娘さんの元に向かってみると、
「お風呂に虫っぽいのがいた!」
とのこと。
大きさを聞いてみたところなんとか私でも対処できそうなので勇気を持って浴室に入ったのです。
ちなみに娘さんに虫の大きさを聞くと、恐怖のせいか実際よりかなり大きく申告されるのでそこら辺も織り込み済みよ。
「さーっと横切っていった。こんくらいの虫っぽいのが」
横切った、とのことなので最初は浴室の鏡の前にあるカウンターみたいなの(正直これいらんよね。ユニットバスの鏡とこれは必要ないと思ってる)の隅あたりを横切ったのかなと思ったのですよ。
ところが話を聞いてみると、どうやらそこらへんではないらしい。
「空中を! さーって! だから蜘蛛か羽のある虫だと思う」
その大きさで空中を跳び回るならゴ◯とか紙魚ではないね。とりあえず一安心。
娘さんの主張では蜘蛛
我が家では時間的な問題で、一番最初にお風呂に入るのは娘さんです。
その娘さんの証言によれば、
ここ数日、お風呂場に入ったときに肩のあたりに蜘蛛の糸みたいなのがふんわりする感じがあった、とのこと。
なら蜘蛛かなぁ、蜘蛛なのかなぁ、とは思うのですが、なにせ本体の姿が全く見えない。
でも娘さんはすっかり怯えきっているので、まずは私が見張りとして一緒に入りお風呂を終わらせました。
さて謎の虫を探すぞ。
夜のお風呂場大掃除開始
夕ご飯も終わったあと、正直あとはお片付けしてまったりしたい時間帯。
ですがそんな時間に、風呂蓋とか風呂桶、シャンプーボトルなど出せるものは全てお風呂場から退避させます。一つ一つ念入りに、謎の虫がくっついてないかも調べたよ。
それどころか排水溝もみたし、浴槽エプロンも外したものの、虫さんの姿は見つかりません。
隠れられそうな風呂扉の空気を通すところとか、溝とかも全部みた。いない!
ついでに浴槽から壁から天井から全部掃除してやったぜ。ここまですれば、娘さんも「もう風呂場に虫はいない」と納得してくれるでしょう。
納得しないと風呂入るの渋られるので徹底的に調べたポーズを見せつけておくのです。
でもポーズじゃなくてかなり本気で調べたけどいないのよねぇ。
風呂場の鏡の裏に潜んでないかと、シャワーで水流してみたけど出てこないし、大騒ぎしている拍子に逃げ出したか、元からいなかったかのどちらかではないかしら。
最大の問題は、あんなに調べて虫はいないという結論に達したにもかかわらず、娘さんが怖がって1番風呂を嫌がるようになってしまったことです。
私はご飯終わって後片付けとか全部してから入りたいんだよ……頼むよ先に入ってよ……。